食品安全FAQ > シナモンの取りすぎは健康によくないのですか?

(2008/8/1)

シナモンの取りすぎは健康によくないのですか?

・通常の食事でスパイスや菓子として食べる量では心配ありません。
・ただし、通常の食品よりも成分を濃縮しているサプリメントなどの健康食品では、過剰摂取に注意が必要です。商品に表示されている摂取目安量を守りましょう。



◆ドイツでは、クマリンの過剰摂取に注意喚起
・近年、シナモンの香りの成分の1つであるクマリンという物質を過剰に摂取することにより、肝障害が誘発されることがわかってきました。
・ドイツでは、ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)が、耐容一日摂取量(人が一生涯にわたり摂取しても健康への影響上問題ないとされる一日当たりの摂取量)を、体重1キログラム当たり0.1ミリグラムに定め、注意喚起しています。

◆東京都の調査結果
・東京都では平成19年度に、市販されているシナモンスパイスやシナモンを含む食品のクマリン含有量について、実態調査をしました。

・調査の結果、平均値で、スパイスではクマリンをセイロンシナモン※から13.7ppm、カシア※から3257.5ppm検出しました(1ppmとは、1キログラムの食品から1ミリグラムのクマリンを検出すること)。また、シナモンを含む菓子では19.7ppm、サプリメントでは2640.0ppmのクマリンを検出しました。
・この値から体重50キログラムの成人の1日許容量を計算すると、セイロンシナモンでは364.6グラム、カシアで1.5グラム、菓子で253.3グラム、サプリメントで1.9グラムとなります。
・平成18年都民健康・栄養調査結果で、「香辛料・その他」の1日当たりの摂取量は0.3グラム、「菓子類」は28.4グラムであることから、一般的な食生活ではシナモンによる健康影響はないと考えられます。
・サプリメントでは、すべての製品で、表示されていた一日の摂取目安量は2カプセルであり、その範囲ではクマリンの耐容一日摂取量を超えませんでした。
※シナモンの原料植物には、大きく分けるとセイロンシナモンとカシアという2種類があります。セイロンシナモン、カシアのどちらとも樹皮が香辛料として利用され、セイロンシナモンの方が上品な香りで高級とされています。

◆事業者の方へ
・シナモンを含むサプリメントを取り扱う場合は、ドイツ連邦リスクアセスメント研究所のクマリンの耐容一日摂取量を参考に摂取目安量を設定するとともに、消費者の方が過剰に摂取しないよう情報提供に努めてください。

このFAQのご感想をお聞かせください。
お寄せいただきましたご意見は、今後のFAQ改良に反映したいと考えております。お気軽にご意見をお寄せください。

ご参考になりましたか?

とても参考になった 参考になった  参考にならなかった まったく参考にならなかった

このFAQのご感想はいかがですか?ご感想お聞かせください。