食品安全FAQ > 食品中の放射性物質を減らすため、生産現場ではどのような対策がとられていますか?

(2014/3/12)

食品中の放射性物質を減らすため、生産現場ではどのような対策がとられていますか?

 食品の生産現場では、土から農作物に移行する放射性物質を減らすために、農地を除染したり、肥料や家畜の飼料に含まれる放射性物質の量を管理しています。



農作物については、土から放射性物質が移行しないように、表面の土を削り取って放射性物質を除去したり、表面と下層の土を反転させて作物から放射性物質を遠ざけるなどして、農地の放射性物質を少なくするような対策がとられています。
 また、長期間利用しても、農地に含まれる放射性セシウムの濃度が事故前の濃度を超えないように、肥料に含まれる放射性セシウムの上限値が決められていて、それを超える肥料の利用は自粛されます。
 桃などの果樹については、高圧水で枝や幹を洗ったり、枝や幹の表面の粗皮を削るなど、付着した放射性セシウムを減らす対策を行っています。
 茶については、古い茶葉から新しい茶葉に放射性セシウムが移行しないよう、古い枝や茶葉を剪定してから収穫を行っています。
 米については、作付制限や放射性セシウムの吸収を抑える対策、収穫後の検査を組み合わせています。前年度に放射性セシウム濃度の高い米がとれた地域では、稲の作付けが制限されます。作付けする場合、養分となるカリウムが不足している水田では、放射性セシウム濃度の高い米がとれることがあるので、塩化カリウムなどのカリウム肥料を与えるなどの対策を行います。これらに加えて、前年度に放射性セシウム濃度の高い米がとれた地域では、出荷前のすべての米を検査する全袋検査や、作付面積1ヘクタール(ha)ごとの抽出検査が行われています。
 キノコについては、栽培に必要な原木やおがくずなどの菌床から放射性物質を吸収するため、原木などに含まれる放射性物質について上限値が決められています。
 畜産物については、牧草や稲わらなどの飼料に含まれる放射性物質の上限値が決められ、それを超える飼料が家畜に与えられないようにしています。
 こうした上限値は、原木や飼料などの生産資材から食品への移行について、データを収集・分析して決められています。


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